靖国神社問題とは
靖国神社問題(やすくにじんじゃもんだい)は、靖国神社をめぐってしばしば議論の対象となる各種の問題を指す。日本のマスメディアでは「靖国問題」と略称することが多いです。
具体的な論点としては以下の三つに大きくまとめることができます。
1.戦死者・戦没者慰霊の問題 第二次世界大戦(日中戦争・太平洋戦争・大東亜戦争)における日本人の死者(戦死者・戦没者)を日本人自身がどのように慰霊・追悼するのがふさわしいか。
靖国神社において、戦前から引継がれる神道形式によって祭ることがふさわしいか。
2.政教分離に関する問題 内閣総理大臣・国会議員・知事など公職にある者が公的もしくは私的に靖国神社に参拝することに関して、憲法上の規定である政教分離に照らし、これが適当であるといえるのか。
3.歴史認識・植民地支配に関する問題 2と同じく、公職者の参拝に端を発して議論されることが多いが、靖国神社に参拝することが神社の標榜する歴史観を認め、場合によっては近隣国との外交的な摩擦を生むのではないかとする議論です。
国内的な戦争責任の認識、極東国際軍事裁判で戦争犯罪人として裁かれた人々の合祀を認めるか否か、公職者の参拝が日本によってかつて支配されていた近隣諸国に不快感を与えるのではないか、などといった問題がひろく含まれます。
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